こんな表示に困ったら(軽故障表示)
ご質問
通常運転中とは異なる表示が出ているが故障でしょうか?
回答
ステータス表示と軽故障表示の2種類があります
インバータの異常判断に,警報(表示と汎用出力端子)を出力して運転を継続する軽故障があります。
軽故障が発生すると,LED モニタに運転状態のモニタ(周波数の表示など)と軽故障コード*を交互に表示し,インバータをトリップさせずに運転を継続します。
アラームコード | 名称 | 概要 |
---|---|---|
冷却フィン過熱 | 冷却フィンの温度がトリップレベルに上昇 | |
外部アラーム | 周辺カジ 旅 入金 不要に異常が発生し,外部アラーム『THR』信号がON | |
インバータ内過熱 | インバータ内部の温度が異常上昇 | |
充電抵抗過熱 | 頻繁な電源ON/OFFにより充電抵抗の温度が異常上昇 | |
制動抵抗器過熱 | 制動抵抗器の巻線の推定温度が許容温度以上に上昇 | |
〜 | モータ1〜4過負荷 | インバータの出力電流よりモータの温度を算出し,モータの温度がトリップレベルに到達 |
オプション通信エラー | インバータとオプションとの間の通信エラー | |
オプションエラー | オプションで判断したエラー | |
RS-485通信エラー(通信ポート1,2) | 通信ポート1,2のRS-485通信のエラー | |
速度不一致(速度偏差過大) | 速度調節器の偏差(速度指令と速度推定値/検出速度との偏差)が設定された範囲(d21)外の状態が設定時間(d22)以上継続した | |
位置制御異常 | 同期制御において,位置偏差が設定された偏差オーバ値(機能コードd78の10倍)を超えた | |
電流入力断線検出 | 電流入力端子【C1】,【C2】(オプション)信号が断線 | |
DCファンロック検出 | インバータ内部にある内部攪拌ファンの故障 | |
モータ過負荷予報 | モータの過負荷アラーム発生前の予報 | |
冷却フィン過熱予報 | 冷却フィン過熱トリップ発生前の予報 | |
寿命予報 | インバータに使用している主回路コンデンサ,プリント基板の電解コンデンサ,冷却ファンのいずれか寿命と判断 | |
指令ロス | アナログ設定周波数が断線 | |
PID警報出力 | PIO制御上の警報(絶対値警報・偏差警報) | |
低トルク検出 | 出カトルクが低トルク検出レベル以下で,タイマ時間以上継続 | |
PTCサーミスタ動作 | モータのPTCサーミスタによる過熱検出 | |
機械寿命(モータ累積運転時間) | モータ累積運転時間が設定したメンテナンス時間に到達 | |
機械寿命(起動回数) | 起動回数が設定したメンテナンス回数に到達 | |
〜 | ユーザ定義アラーム | カスタマイズロジックのプログラムで発生させたアプリケーションアラーム |
注意事項
なし。
ワンポイントアドバイス
いずれかの表示が出る場合は,お客様にて機能コード:H81,H82,H83 の該当アラーム要因を軽故障対象に設定されています。
また,汎用出力端子に軽故障『L-ALM』(データ=98)を割付けると,軽故障要因が発生したとき汎用出力に軽故障『L-ALM』信号が出力されます。
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