アラームOC発生時の対処方法について教えてください。
ご質問
アラーム発生時の対処方法について教えてください。
回答
は,インバータ出力電流の瞬時値が過電流レベルを超えたことを意味します。
考えられる原因および,対策については以下をご確認ください。
原因 |
チェックと対策 |
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インバータ出力端子(U,V,W)から配線を外し,モータ配線の相間抵抗値を測定する。 極端に抵抗が低い相間がないかを確認する。
- →短絡部を取り除く(配線,中継端子,モータの交換を含む)。
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インバータ出力端子(U,V,W)から配線を外し, メガーテストを実施する。
- →地絡部を取り除く(配線,中継端子,モータの交換を含む)。
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モータに流れる電流を測定し,電流のトレンドをとり,システム設計上の負荷計算値より大きいかどうか,判断する。
- →過負荷であれば,負荷を小さくするか,インバータの容量を大きくする。
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電流のトレンドを確認し,電流が急変するかを確認する。
- →電流が急変した場合,負荷変動を小さくするか,インバータの容量を大きくする。
- →瞬時過電流制限を有効(H12=1)にする。
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- (4) トルクブースト量が大きい。
(手動トルクブースト(F37=0,1,3,4)の場合)
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トルクブースト量(F09)を下げると電流が減少し,かつストールしないかを確認する。
- →ストールが起こらないと判断した場合,F09を下げる。
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負荷の慣性モーメントと加減速時間から加減速時に必要なトルクを計算し,適切か判断する。
- →加減速時間(F07,F08)を長くする。
- →電流制限(F43)を有効にする。
- →インバータの容量を大きくする。
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ノイズ対策(接地の状態,制御/主回路配線と設置)の方法を確認する。
- →ノイズ対策を行う。
詳細はFRENIC-Ecoユーザーズマニュアルの付録A「インバータの上手な使い方(電気ノイズについて)」を参照してください。
- →リトライ機能(H04)を有効にする。
- →ノイズ発生源の電磁接触器のコイル,ソレノイドなどに
サージアブソーバを接続する。
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