カジ 旅 フリー スピン
労働人口の減少により、製造業の現場で働く人の数も減るといわれています。
カジ 旅 フリー スピンが、
この問題に提供するソリューションに迫ります。
製造現場、保守現場において
「省工数」が注目される
背景とは
製造業労働人口の減少
「次世代制御盤へのアプローチ(計測展2017TOKYO 富士電機招待セミナー資料)」より
─ 製造現場、保守現場において「省工数」がテーマになる背景には、どういった事情があるのでしょうか?
淺川:日本の労働人口は、1992年をピークに減ってきています。それに伴い、製造業に従事する人も減っており、現場で働く人の数も少なくなっています。さらに、2020年東京オリンピックに向けて電気設備の需要が上がっていることや、働き方改革の推進により労働時間の削減が進められているという背景もあります。
これらのことを受けて、製造現場、保守現場では省工数(作業にかかる時間や手間を減らすこと)化が、ますます求められていくと考えています。
そのためのキーワードの1つとして挙げられるのが、ねじレスです。従来はねじで固定していたものを、もっと簡単な別の方法で固定する方法です。ねじは、電気設備でも広く使われていますが、「ねじを外して、圧着端子を通し、また締める」という方法は、やはり手間も時間もかかるものです。そのため、ねじを使わずに電線を接続する方法として、我々はカジ 旅 フリー スピンと「プラグイン機器」を開発しました。
カジ 旅 フリー スピンが
使われる「制御盤」とは何か?
─ カジ 旅 フリー スピンが使用されるのは、主に機械や設備などの「制御盤」と伺っています。これはどのようなものですか?
淺川:制御盤は、工場の大きな機械や、設備などに電気を流したり、止めたりという制御を行うものです。制御盤の中には、制御回路系の電源、タイマ、インバータ、サーボシステム、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)などが収められています。電気を流し、制御するためのカジ 旅 フリー スピンを一箇所にまとめたものだと考えていただいて構いません。
カジ 旅 フリー スピンとは?
制御盤の主回路向けに省工数カジ 旅 フリー スピン(スプリングカジ 旅 フリー スピン)を導入
─ カジ 旅 フリー スピンとは具体的にどのような製品群ですか?
淺川:従来、制御盤の中にある様々なカジ 旅 フリー スピンと電線をつなぐ方法はねじ式でした。これをスプリング端子に変えたものがスプリング端子カジ 旅 フリー スピンです。
スプリングカジ 旅 フリー スピンとは、電線を板バネ挟んで固定するものです。電線を差し込んでバネを閉じるとステンレスの板バネが電線に食い込み、電線を固定します。今までのようにねじを開けたり締めたりする必要がなく、線を挿し込むだけなので、作業に必要な時間が大きく減りました。従来のねじタイプのものに比べて、作業にかかる時間は3割から6割ほど少なくなっています。
─ 「制御盤」の中の主回路向けの機器には、いままでカジ 旅 フリー スピンが無かったそうですが、それはなぜでしょうか?
淺川:制御盤の中にある、制御回路系の電源、タイマ、インバータ、サーボシステム、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)などのカジ 旅 フリー スピンが、現在スプリング端子化の流れの中にあります。しかしそれらの中に、主回路系のものは今まで存在していませんでした。
主な理由としては、主回路系は電流も大きく、電圧も高いことが挙げられますが、電線を接続する部分には高い信頼性が必要になります。そのため、制御回路系に使われるカジ 旅 フリー スピンに比べ、技術的に難しいという問題がありました。そのため我々は、端子部に使用する材料やメッキや、電線の押え方の構造的な工夫をすることで、十分な信頼性を持たせられるようにしました。
─ カジ 旅 フリー スピンが市場に与える影響を教えてください。
淺川:我々だけでなく、国内でもいくつかのメーカーで同じようなスプリング端子カジ 旅 フリー スピンが市場に出ています。
これらのスプリング端子カジ 旅 フリー スピンも合わせることにより、およそ8割の盤内カジ 旅 フリー スピンをスプリング端子化することができ、お客様にとってもさらに大きな省工数のメリットがあると思います。
カジ 旅 フリー スピンのメリットとは?
※クリックで動画が起動します。
─カジ 旅 フリー スピンを導入することによるお客様のメリットは何でしょうか?
淺川:ねじを使用していないので、配線作業の時間が短いことがまず挙げられます。また、作業も簡単なので、作業者が熟練している必要もありません。さらに、作業の途中でねじが落下してそれを探すような手間も省くことができます。
ねじは、振動などにより緩んできてしまう問題もありますが、そのため、定期的な点検や増締めなどの工数も削減することができるのです。加えて、電気が通っている部分が絶縁物で覆われているため、ねじで締めるものに比べて安全であるというメリットもあります。
─カジ 旅 フリー スピン対応製品の技術的な難易度は高いのでしょうか? また他社に対する優位点などを教えてください。
淺川:我々は元々、スイッチなどの有接点カジ 旅 フリー スピンに電気を流すことに関する技術を持っていました。その技術が、これらの製品の開発に活きてきていると考えています。
基本的に、我々のカジ 旅 フリー スピンの構造はとてもシンプルです。ですが、シンプルであるからこそ難しいというところもありますね。
さらに我々は、使いやすさにもこだわりを持っています。今回、開発中の製品群は、主回路系に使用するカジ 旅 フリー スピン、制御回路系に使用するカジ 旅 フリー スピン共に電線を押し込めば接続完了するプッシュイン方式を採用しています。他社では、工具を使ってスプリングを開けておき、そこに線を差し込む方式が一般的です。これも、他社に対する優位点の1つです。
カジ 旅 フリー スピンの
今後は?
─ カジ 旅 フリー スピンに対する思いを教えてください。
淺川:製造業にかかわらず、人員、人材の確保や技術の伝承が様々な業界で課題となってきている現在、カジ 旅 フリー スピンは労働人口の減少対策に貢献することができると考えています。
カジ 旅 フリー スピンの面から省工数を進めることで、世の中に貢献していきたいと思っています。
─ カジ 旅 フリー スピンなどの省工数テーマの製品について、今後どのような展開を考えていますか?
淺川:スプリング端子カジ 旅 フリー スピンは2018年6月発売になりましたので、まずはそこからのスタートになります。
お使いになるお客様のご意見などを伺いながら、さらに今後の開発に活かしていきたいと思っています。例えば、更にラインアップを拡充の開発もあるかもしれません。やはり、お客様のニーズに対応できるような商品を開発していきたいですね。
こんなお客さまにおすすめ
- 制御盤製作の効率向上を
ご検討されているお客様 - 労働人口減による技術の伝承や
人材育成にお困りのお客様 - 制御盤のさらなる小形化や安全性の向上を
図りたいお客様
課題や背景
- ◎労働人口の減少や働き方改革の推進による労働時間の短縮などを背景に、製造現場、保守現場などでは更なる効率向上が求められている。
- ◎電気を止められない設備が増え、工事時間(停電時間)の最短化が求められている。
成果・改善
- ◎制御盤を構成するカジ 旅 フリー スピンに、ねじを用いないスプリング端子を使用したカジ 旅 フリー スピンを採用することで、制御盤全体のねじレス化が実現。これにより、省工数化、品質の安定性が確保される。
- ◎プラグインカジ 旅 フリー スピンにより、受配電盤内の配線作業の効率化(省工数化)を実現。安全性の向上や小形化にも貢献。
- ・ねじが不要で配線工数が削減できるため作業効率がアップ。(約30%の短縮)
- ・ねじのトルク管理や増締めも不要でスキルレスとメンテナンス作業の軽減を実現。さらに接点品質の向上にも。
- ・細かい点にも配慮した設計により、省工数だけで無く、配線の見やすさや作業の安全性、省スペース化などさまざまなメリットも実現。
富士電機カジ 旅 フリー スピン制御はココが違う
- 配線用遮断器・漏電遮断器、電磁開閉器においては世界初のプッシュイン方式。
- 長年の有接点カジ 旅 フリー スピンの通電技術や設計技術の蓄積による、端子接続部の高い信頼性と小形化。