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カジ 旅 評判 サステナビリティ
水資源の有効利用

富士電機は、環境保護基本方針および環境ビジョン2050に基づき、「循環型社会の実現」を目指し、水資源の有効利用およびカジ 旅 評判基準の遵守に取り組んでいます。

水資源の有効利用

世界的に水資源の枯渇が問題視されるなか、カジ 旅 評判基準の順守に加え、水資源の有効利用を進めるため、水の投入量を売上高原単位で削減することを目標にしています。2023年度は、マレーシア工場での半導体増産により、全社の水の投入量は前年比で4.8%増加しました。一方で、水投入量に対する売上高原単位は0.89(千m³/億円)となり、前年比で3.9%改善しました。

水資源を効率よく利用するため、水のカジ 旅 評判も進めています。2023年度の水のカジ 旅 評判率は21.0%で、前年とほぼ同等の割合でした。また、カジ 旅 評判率をさらに向上させるため、松本工場にカジ 旅 評判水製造装置を増設し、2023年12月から稼働を開始しました。

(注)

水使用量:水投入量+カジ 旅 評判量
カジ 旅 評判率:カジ 旅 評判量/水使用量

水投入量
水投入量

(注)

国内:上水購入量+工業用水購入量+地下水汲上量(注)(生産活動で使用する地下水のみ)
海外:工業用水

(注)

地下水汲上量には、土壌浄化用、農業用水供給用、融雪用の地下水は含みません。

水カジ 旅 評判量・カジ 旅 評判率
水カジ 旅 評判量・カジ 旅 評判率

水リスク調査

富士電機では、国内外すべての生産拠点において、水資源不足のリスクにさらされていないか確認するために、評価(注)を実施しています。その結果、中国深圳(シンセン)工場が唯一水リスクの高い拠点に該当しました。

(注)

3つの指標から総合的に拠点の水ストレスを判断

  1. 1.

    WRI Aqueduct(世界資源研究所)による世界の地域別の水ストレス評価結果

  2. 2.

    水消費量

  3. 3.

    水供給インフラ

水リスク生産拠点である深圳工場の状況

深圳工場は、当社で水リスクが高い拠点と判定された唯一の工場です。渇水期には感光体の生産に不可欠な水の供給が制限されるため、大きく2つのリスク対策を実施しています。

ひとつめは受水槽の設置です。水の供給が一時的に途絶えても操業への影響を防ぎます。ふたつめはカジ 旅 評判をリサイクルする設備の導入です。現在の半導体製造部門のリサイクル率は80%で、深圳市と合意した目標(70%)をクリアしています。

このように、深圳工場は行政との良好な関係を築くことで、水を安定的に利用できる生産体制を構築しています。

水リスク拠点における水購入量・使用量の推移

(注)

水使用量:水投入量+カジ 旅 評判量
水リスク割合:(深圳水投入量)/(富士電機の総水投入量)

水の取水管理の状況

富士電機の生産拠点は多くが工業団地内に位置しているため、工業用水や上水(飲用水)の供給を受けており、また地下水を取水している拠点もあります。国内での地下水の取水量は毎年行政へ報告し、地域の水資源の適正利用を心掛けています。当社が地下水を取水している国内の拠点数は15(19拠点中)で、地下水の取水量は水の総投入量の52.3%を占めています。過去には、日本国内において地下水の取水が地盤沈下の原因となりましたが、現在では行政が基準を設け、適正な取水量の管理が行われているため、取水が原因での社会問題はほぼ発生していません。

海外の拠点では、当社が地下水を取水しているのは1(14拠点中)で、地下水の取水量は水の総投入量の0.04%を占めています。
また、特に水使用量の多い半導体前工程4工場(松本・山梨・津軽・マレーシア)と深圳を加えた5工場では、水のカジ 旅 評判を推進し、水投入量を抑制管理しています。

その他の拠点でも、ISO14001の環境影響評価に基づき水使用量の影響が認識された場合は、対策を迅速に行います。普段の節水だけでなく漏水の早期発見・補修、循環水化、工場内配管の地上化(見える化)などの対策により、水投入量抑制に努めています。

カジ 旅 評判管理の状況

化学物質を使用する工場では、法定のカジ 旅 評判基準を上回る自社基準に従い、厳格なカジ 旅 評判管理を行っています。カジ 旅 評判処理装置に異常が検知された際は、常駐の修理スタッフが即座に対応し、カジ 旅 評判のpHを常時監視する体制を整えています。不具合が発生した場合には、基準を満たさないカジ 旅 評判が外部に漏れ出さないよう、自動でカジ 旅 評判門を遮断します。基準を外れたカジ 旅 評判は、修復が終わるまで貯水池に保管されます。このようにカジ 旅 評判管理を徹底することで、生態系への影響を最小限に抑える努力をしています。

生産拠点の水有効活用の取り組み事例

特に水使用量が多い半導体前工程を担当する松本工場では、環境負荷を低減するための水のカジ 旅 評判に取り組んでいます。2023年12月から新たに稼働するカジ 旅 評判水製造装置によって、2023年度のカジ 旅 評判水量は2022年度比で6.5%増加し、カジ 旅 評判率も0.3%向上しました。通年での運用が期待されており、今後もカジ 旅 評判の推進と削減活動を強化していきます。

事例紹介(松本工場の取り組み)

松本工場では、半導体の前工程を扱うため製造プロセスで大量の純水を使用するとともに、生産設備の冷却などにも多くの水を使用しており、水資源の使用量削減と有効活用は、重要な取組みテーマとなっています。

カジ 旅 評判回収システム(IWM:Integrated Water Management)
カジ 旅 評判回収システム
(IWM:Integrated Water Management)
純水カジ 旅 評判の取組み

製造工程からのカジ 旅 評判を選別し、比較的良質な部分を純水製造の原水としてリサイクルしています。
洗浄工程のカジ 旅 評判の回収では、マイクロバクテリウム属の細菌を活用して有機物処理能力を加えた生物活性炭処理に成功し、回収率を向上させました。また、環境に有害なフッ素を含んだカジ 旅 評判については、専用のカジ 旅 評判回収装置を導入、逆浸透膜で濃縮することによりカジ 旅 評判量を削減し、更に膜を透過して綺麗に処理された水を純水の原水として再利用しています。

フッ酸処理設備の薬品使用量削減

純水製造で使用するイオン交換樹脂を定期的に再生処理する必要があります。そのときに発生する酸性やアルカリ性のカジ 旅 評判を中和処理し、終末処理後に公共下水道へ放流していました。そこで、そのカジ 旅 評判から分離した高濃度のアルカリ溶液をフッ酸処理設備で必要なpH調整に再利用する新たなカジ 旅 評判再利用システムを考案・導入し、薬品使用量の削減とコストダウンを可能としました。

新たなカジ 旅 評判回収システムの追加

これまでのカジ 旅 評判回収システム(IWM:Integrated Water Management)に加えて、2023年度には新設したカジ 旅 評判回収システムが稼働を開始しました。新規カジ 旅 評判回収システムは、従来システムの2倍のカジ 旅 評判再生能力を備えると共に、従来システムの改良により処理後の水が空調用水で使用できる水質となり、取水井戸を増設することなく生産増強に対応しています。今後も、水資源使用量削減を検討し進めていきます。